雛人形に憧れ続ける人生
もうすぐ3月ですね(^^)
3月3日は雛祭り。
子供の頃の私にとって雛祭りは桜餅を食べるだけの日でした。
そして、年に一度、お爺さんとお婆さんのお人形を見る日。
私が子供の頃の桃の節句
2月の半ば頃になると、母親が押入れの天袋から「お爺さんとお婆さんが熊手を持ってお掃除をしている人形」を引っ張りだしてきて床の間に飾りだし、3月3日にヤマザキの桜餅を食べるのが恒例の習わしになっていました。
あ、あと、弟と一緒に雛あられをポリポリ齧るくらいの行事でした。
薄甘い雛あられは美味しくなくて、毎年余っていましたね。
3月3日が過ぎると、母は「お人形を早くしまわないと、お前が行き遅れちゃうからね」と言いながら爺さんと婆さんの人形を天袋に片付けていました。
そこまでが我が家(実家)の「雛祭り」でした。
高砂人形
あのお爺さんとお婆さんが「高砂」という名の人形で、
雛人形と同じような意味を持っていると知ったのは私が高校の時でした。
私の誕生を祝って母方の祖父母が贈ってくれたものだそうです。
私が子供の頃に「これがお前の雛人形なんだよ」とはっきり教えてくれなかった母。
当時の母には母なりの感情、モヤモヤした感情があったのかな?って思います。
あ、でも、実家には確か市松人形もあったから、もしかしたら母方の祖父母は高砂と一緒に市松人形も贈ってくれたのかもしれません。多分わたしが子供の頃は雛人形といえば七段飾りやら三段飾りやらの置き場所に悩むような雛人形が主流だったので、狭い社宅暮らしの父母のためを想ってコンパクトな高砂&市松人形を贈ったのかな?
「高砂」をググっていたら、群馬の人形店にこう載っていました。
Q:高砂人形。なぜ、おじいさんとおばあさん?
父は群馬出身なので、母方の祖父母が地域柄を考慮して、
「高砂」を母に贈ったのかもしれませんね。
市松人形は私に贈られたものだったのかも。
そんなことは、母に直接聞けばよかったのですけど、雛人形に関わることはクチに出すことも無く、私はお嫁に出てしまいました。
子供の頃も、私は両親に雛人形を欲しがったことも、ねだったこともありません。
特に欲しいと思わなかったし可愛いとも綺麗とも思わなかったから。
結婚後の私
ところが自分が結婚して自分の子供が産まれた後は、雛人形が欲しくて欲しくてたまらなくなってしまいました。
雛人形が欲しいんです。
私が産んだ子供は2人。ふたりとも性別は男。
母が贈ってくれた大きな兜飾りと五月人形、破魔矢飾りは2個もあるけれど、
ちゃんとした雛人形は無いんです。
毎年3月が近づくと100均で買った陶器のお雛様や小さな兎の雛人形やお友達のお嬢さんから貰った食玩のミニチュア雛人形を飾るけれど、豪華なお道具を持ち、家来を引き連れたお雛様が欲しいのです!
ジオラマやドールハウスなどの小っちゃいものが大好きなんですよ私。
雛人形の衣装やお道具、ちまちましてるあれこれを飾りたいっ
この雛人形が理想です!
お雛様がひな祭りしてる雛人形~~~~~!
入れ子になってて面白いですよね(^◇^)
メタなひな祭り!
いやもうぉ、コレ欲しーー!
雛人形が欲しいーーーーー
結局、物欲のはなしになってしまった☆